全日本少林寺流空手道連盟
Shorinji-ryu
 Karate-Do
  Renshinkan
  Fukuoka
錬心舘 福岡県連合会









【約束組手】


 約束組手とは攻め手と受け手に別れて、あらかじめ決められた、攻撃技と受け身技を瞬時に交差し
て、訓練します。
 攻撃側が真剣に受け手側の急所への突きや蹴りを受け手は当たる寸前でかわします、但し交しなが
らすでに攻撃の動作に移行しています。
 これらの動作を交互に繰り返し、反復する事により、少林寺流空手道 錬心舘独特の身体の動きが
身についてきます。
 約束組手初段には37手の基本技術、更に上級者用には返し手を加えた約束組手二段、これに短
剣捌き、座法(ザホウ)など多くの約束組手があります。






【組手】



約束組手や型の練習を積みながら16歳以上になって組手(試合)の練習を始めます。

 少林寺流空手道 錬心舘は終始一貫防具付組手の試合制度を主張実践して参りました。

 流麗華麗な身のさばき 少林寺南派拳法の特徴である足技の妙技、攻撃してきた敵を寸前で身を
交す交差法。
 そして捌きながらの攻めに転じた、攻撃技の一撃で相手を倒す技の数々は必ず感動いただけるものと
思います。



【防具付き組手試合 観戦の手引き】

  
1.音の強弱
 音の強弱は必ずしも技の強弱ではありません。ゆるく握った小手による不完全な突きが大きな音を発
する場合もあります。


2.相打ち
 たとえばAの突きとBの前蹴りがほぼ同時に決まった。両者の技の威力に差がないか、あっても僅かな
違いであれば、相打ちとみなされます。双方の打撃の威力に差異が見られる場合は、相打ちは成立い
たしません。


3.引きのない突き
 『引き』とは空手道で言う残心です。残心の見られない技は原則として一本をとりません。空手道にお
いては、いわゆる突きっ放しの突きを突きとは認めていません。